業務用エアコンは修理と買い替えどちらがいい?お得な購入方法も!

今年も夏の時期が近づき、段々と気温が高い日が増えてきました。

気温の上昇に伴って、飲食店や事務所を運営している経営者の方の中には

  • エアコンが古くなってきたから、そろそろ買い替えたい
  • 最近エアコンの調子が悪いので、修理に出したい
  • 新しく業務用エアコンを設置したい

とお考えの方も多いのではないかと思います。

そこで今回は、業務用エアコンの必要性や、修理と買い替えどちらがお得か?または業務用エアコンのお得な購入方法などの情報をお伝えしていきたいと思います。

業務用エアコンの買い替えや修理、新規購入をお考えの方は、少しでも損をなくすために是非最後までお読み下さい!

業務用エアコンの必要性とは?

まずは店舗や事務所に業務用エアコンを設置することの必要性について解説していきます。

1:従業員の作業効率の上昇

近年では地球温暖化の影響もあって、夏場は非常に暑い酷暑が続くことも少なくありません。

そうした暑さに晒された状態では、従業員の仕事効率も自然と下がってしまいます。そして、従業員の仕事効率の低下がそのまま業績の悪化にも繋がってしまいますよね。

また、例えば飲食店の厨房など元から熱気が立ち込めているような場所の場合、屋内にいながら熱中症にかかってしまうリスクもあります。

しかし、業務用エアコンを店舗や事務所に設置することで、暑さによって集中力を削がれることなく仕事に集中することが出来るため、夏場でも安定したパフォーマンスを発揮することが可能です。

季節や気候に影響されることなく仕事に集中出来る環境を作るためにも、業務用エアコンは必須と言えます。

2:お客様の印象や客足にも関わる

暑い真夏にエアコンが無かったり壊れたりしていると、従業員だけではなく来客の方々にも不快な思いをさせてしまう可能性があります。

特に飲食店などの場合は涼むのが目的で立ち寄る方も多いので、空調が効いていないと残念に思う方も多いことでしょう。その結果、他のお店にお客様を奪われてしまう可能性もあります。

業務用エアコンの有無や正常に機能しているかというのは、お客様の印象だけではなく、職種によっては収益にも直接関わってくる要素の1つと言えるでしょう。

3:患者さんの容態にも影響する

病院などの施設の場合は、夏場にエアコンの効きが悪いと患者さんに余計に体力を使わせてしまい、容態が悪化してしまう可能性もあります。

特に体の弱いお年寄りや小さな子供の場合、熱中症にかかってしまうリスクも高いので気が抜けません。

大事な患者さんの健康状態を正常に保つためにも、業務用エアコンの設置や買い替えは非常に重要です。

業務用エアコンは買い替えと修理、どちらがお得?

経営者の方の中には、「既に業務用エアコンを導入しているけど、最近効きが悪くなってきた…」と感じており、業務用エアコンの買い替えや修理を検討中という方もいると思います。

そこで次は、業務用エアコンは修理と買い替え、どちらがいいのか?という点について解説していきます。

1:業務用エアコンの修理のメリット・デメリット

業務用エアコンの修理には以下のようなメリットがあります。

・費用が安く済む可能性がある
・軽い故障の場合は修理期間もすぐ終わる

軽微な故障のみの場合は修理期間が短く、費用も安く済む可能性がありますので、買い替えるよりも修理のみで済ませた方がコストパフォーマンスがいい場合があります。

例えば吹出しルーバーの異常や温度センサの不調などの場合は、おおよそ5000円~2万円程の修理費用で済むので、比較的新しい機種の場合はまずは修理を検討してみるのがいいでしょう。

反面、業務用エアコンには

  • 後に他の部分が故障する可能性がある
  • 故障の度合いが重い場合、高額な費用と長い修理期間が必要になる

などのデメリットもあるので注意が必要です。

修理の場合は買い替えと違って、故障している箇所の部品を交換するだけなので、他の部分についてはそのままです。そのため、ある程度設置から期間が経った機種の場合、一部を修理してもその後に他の部分に故障が生じる可能性があります。

また、コンプレッサーの交換やガス漏れ修理など、故障の度合いが重い場合は10万円以上の費用がかかり、修理もすぐには終わらない可能性があります。

そのため、古い機種の場合は修理をするよりも、思い切って買い替えを検討した方がお得な可能性もあります。

2:業務用エアコンの買い替えのメリット・デメリット

業務用エアコンの買い替えには以下のようなメリットがあります。

  • 何度も故障して修理しなくてはならないリスクを回避出来る
  • 新しい機種に買い換えることで利便性が上昇
  • 古い機種に比べて省エネになり、ランニングコストが低下

修理の場合は先にもお伝えした通り、「折角修理したのに他の部分が故障してしまい、また修理を依頼しなければならなくなった…」ということもあります。

しかし、新しい機種に買い換えることでそうした連続しての修理のリスクを回避することが可能です。

また、新しい機種の業務用エアコンは古い機種に比べて静音性に優れていたりと高機能になっていますので、より店舗の場合でも事務所の場合でも、より快適な環境を作り出すことが出来ます。

加えて、新しい機種は古い機種に比べて省エネの場合が多く、ランニングコストを削減することも出来ます。

業務用エアコンの買い替える時には多額の費用がかかりますが、長い目で見れば古い機種を修理しながら使うよりも経済的になる場合も少なくありません。

逆に、買い替えには

・修理に比べてかかる費用が高い
・設置場所によっては施工に時間がかかり、営業が難しくなる可能性がある

などのデメリットがあります。

業務用エアコンの購入・設置は機種や施工場所にもよりますが、おおよそ45万円程度の費用が必要になります。

そのため、故障の度合いが軽微な場合の修理に比べると費用が大きくなってしまうというのがネックです。

ただし、重度の故障の修理の場合は買い替えに近い費用がかかってしまう可能性もありますので、買い替えと修理、どちらが安くなるかしっかりと見積もりを取ることが重要です。

また、業務用エアコンを買い換える場合は工事が必要になりますので、その間はエアコンを使うことが出来ません。加えて設置場所によっては施工に時間がかかってしまうため、一時的に業務に支障をきたしてしまう可能性があります。

そのため業務用エアコンを買い換える場合は、夏のピークが始まる前に業者に依頼するのがいいでしょう。

3:古い業務用エアコンは部品が手に入らない可能性があるので注意!

業務用エアコンの修理を考える際に注意したいのが、「使用しているエアコンがいつのものか?」という点です。

各エアコンには「補修用性能部品」というものがあります。

これはそのエアコンの機能を維持するために必要な補修用の部品のことですが、補修用性能部品は一般的に製造終了後から約10年を超えると非常に入手が困難になります。そのため、修理したくてもそもそも部品の在庫が無く、修理不可能という事態も起こり得ます。

また、20年以上使用している業務用エアコンの場合、冷媒となるR22ガスが手に入らないため修理が出来ないという可能性もあります。

古い業務用エアコンを修理しようとして、結局部品が手に入らず修理が出来ないまま夏のピークを迎えてしまうと、従業員の仕事効率の低下や客足が遠のくなどのデメリットを被ってしまうリスクがあります。

業務用エアコンの修理を検討する際は、まずはエアコンの製造年月日や生産情報を調べることが重要です。もしあまりに古い機種だった場合は買い替えを検討するのが良いでしょう。

業務用エアコンを購入する際は補助金の活用がオススメ

続いては、業務用エアコンの購入や買い替えをする際に役立つ補助金制度についてご紹介していきます。

現在新型コロナウィルスによる影響を受けて、「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」が始まっており、6月8日~7月22日にかけて2次公募が募集されています。

対象となる施設は

  • ホテル
  • 旅館
  • 病院
  • 老人ホーム
  • 福祉施設
  • デイサービス
  • 百貨店
  • マーケット
  • 理美容室
  • 小学校
  • 中学校
  • 各種学校(私立・都道府県立・政令指定市立は対象外)
  • 飲食店
  • 食道
  • 喫茶店
  • 図書館
  • 博物館
  • 体育館
  • 公会堂
  • 集会場
  • フィットネスクラブ
  • 映画館
  • カラオケボックス
  • ボウリング場

となっております。

対象となる事業は、全熱交換型の換気設備の導入および高効率な空調設備等の改修によって対象室内の必要換気量(1人あたり毎時30㎡)を満たすとともに、導入・改修前に比べてCO2の排出量を3%以上削減出来る設備となっています。

ただ単に補助金が出るというわけではなく、あくまで新型コロナウィルスの感染拡大リスクやCO2排出量の低下が目的の制度となっているので注意が必要です。

次に対象設備についてですが、導入必須となるのは

・高機能換気設備
・全熱交換器
・熱交換率40%以上(JIS B 8639で規定)

となっています。

全熱交換器についてはJIS B 8628に規定されており、導入することによって必要換気量1人当たり毎時30㎥以上を確保出来ることが条件となっています。

また、非熱交換型換気扇やインバータ制御される送風機などは補助対象外となるので注意が必要です。

その他、任意で導入出来る設備は以下のようになっています。

・パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン、ガスヒートポンプ式エアコン
高効率機器の場合に限り補助金の対象となります。

PAC等トップランナー基準の対象設備の場合はその基準値以上であること。ガスヒートポンプ式エアコンの場合はグリーン購入法の「環境物品等の調達の水深に関する基本方針」で示されているガスエンジンヒートポンプ式空調和機のAFFp値以上であることが条件です。

その他付帯設備や機器については、空調設備の設置と不可分なものに限り補助金の対象内となります。

・ルームエアコン
国立研究開発法人建築研究所が示す冷房効率区分(い)を満たしている機種のみ補助金の対象内となります。

・電気設備(分電盤・動力盤など)
補助対象となる省エネ機器の設置に伴い、必要と認められるものに限り補助金の対象内となります。

補助対象外になる負荷設備にも使用されるものは、負荷容量等で対象・対象外を分け、その計算方法を示す必要があります。

・測定機器
補助事業にて導入した設備の電気使用量の把握に資するものに限り、補助金の対象内となります。

・工事費
補助事業設備の設置と不可分な工事に限り補助金の対象内となります。

なお、補助金の交付額は補償対象経費の1/2となっており、上限は1000万円までです(大企業は対象外)。上手に活用することで最大半額で業務用エアコンの購入や買い替えが可能ですので、忘れずに申し込んでおきましょう。

販売店のスケジュールに合わせることで安くなる場合もある

業務用エアコンを購入する際、設置のスケジュールをある程度販売店の都合に合わせることで安くしてもらえるように交渉出来る場合もあります。

販売店としてはスケジュールに穴があったとしても人件費は変わらずかかってしまいますので、なるべくスケジュールに穴を作らないようにして人件費の無駄を抑えたいというのが本音です。そのためスケジュールの融通が効くお客様というのは非常にありがたい存在です。

店舗の稼働日などのスケジュールにある程度余裕がある場合は、販売店にスケジュールの融通をつけて安く購入・設置出来るように交渉してみるのも1つの手段です。

ただし、販売店が繁忙期になるとそもそもスケジュールに空きが無くなってしまうため、この方法で割引を狙うのは難しくなります。可能な限り早めに交渉するようにしましょう。

まとめ

今回は業務用エアコンの修理・買い替えそれぞれのメリット・デメリットや、お得に購入する方法などについてご紹介させていただきました。

業務用エアコンが不調な場合は、年式が新しいなら修理の方が安く、工期も短く済む可能性があります。しかし、年式が古い機種の場合は修理をするよりも思い切って新しい機種に買い替えてしまった方がメリットが多いので、是非検討してみてください。

また、補助金制度を利用したり販売店のスケジュールに合わせることで業務用エアコンを安く購入・買い替えすることも出来ますが、補助金には申込みの期限があり、繁忙期になると販売店のスケジュールに空きが無くなってしまうので、早めに決断する必要があります。夏本番が始まる前に空調環境を整えるようにしましょう。

ハローエアコンでは、愛知県三河地方を中心に業務用エアコンの販売・設置工事を承っております。

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